医療法人白井内科クリニック
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診察室便り その1

インスリンの抵抗性とは?


 糖尿病に苦しむ患者さんから最もよく受ける質問は、インスリンを止めることができるかどうか、ということです。
インスリンをいったん打つと、一生打たなければならないと考えておられるようです。
確かに、インスリンがなければ生きていけない、数日打たないだけで入院が必要なほどに状態が悪化する、インスリン依存性糖尿病の患者さんは少数ながらおられます。
しかし、大部分のインスリン非依存性の糖尿病の患者さんは、治療の初期にかなりのインスリンを必要としても、その後病状の改善とともにインスリンの必要量が低下し、ついにはインスリンを止めることができるようになることも多いのです。
インスリンを打つことによって良好な血糖を維持すると、同じ食べ物を食べても血糖の上昇はずいぶんと抑えられます。
これはインスリンが体に効くようになった、と考えられます。インスリンを打たなければならなくなった患者さんは、自分のインスリンがでなくなったと考えがちですが、インスリンの効きが悪くなったと考える方がよいと思います。
インスリンの効き方は同じ人でもかなり変化します。インスリンの効き方は血糖を正常にすることで改善してきますので、インスリンを打って血糖がよくなると、自然とインスリンが効いてきて、打たなければならないインスリンの量が減ってきます、自分の体からでているインスリンで血糖を下げる力がついてきます。
こうなるとしめたもので、インスリンを止めることができます。
しかし、糖尿病の治療の基本である食事療法と運動療法にしっかり取り組むことなしに、そのようなよい状態に達することは困難ですので、インスリンだけで血糖を改善しようとしても少し無理があると思います。

 

院長  白井俊由

 

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