医療法人白井内科クリニック
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診察室便り その3

糖尿病の内服薬について2
速効型インスリン分泌促進薬

 この薬剤は比較的最近発売されたもので、アミノ酸であるフェニルアラニンがインスリン分泌刺激作用を持つところから、それに似た構造を持つ短時間作用型のインスリン分泌促進薬です。ファスティックやスターシスという名で販売されています。
診察室便り2で紹介いたしましたSU剤と比較しまして血糖降下作用は弱いのですが、この薬剤の吸収と代謝が早く、インスリン分泌が早く、作用時間は短いという特徴があります。そのため、血糖上昇に対する即座のインスリン分泌が低下している糖尿病の患者さんに適していると思われます。実際、食後血糖が200mg/dl前後の患者さんに食直前に内服していただくと、かなり効果がありますが、重症の患者さんには効かないことが多いようです。

ビグアナイド薬

 この薬剤は50年以上前に開発された薬物で、日本ではほとんど使われなかったのですが、最近、インスリン抵抗性を改善する作用の機序がわかってきて、よく使われるようになりました。主に肝臓におけるブドウ糖放出を抑制する、というものです。
肝臓は糖尿病とはあまり関係がない、と多くの患者さんは考えておられるかもしれませんが、小腸から吸収したブドウ糖を肝臓でグリコ−ゲンとして貯蔵し、要求のあったときにブドウ糖に分解して供給するという、日本銀行的な役割を肝臓が果たしており、糖尿病に関係する最も重要な臓器であることは間違いありません。その肝臓におけるグリコ−ゲン合成促進、分界抑制をインスリンが担っており、そのインスリンの作用ポイントをどこかでサポートしているのがこの薬剤です。単独でよく効く、という患者さんは多くはありませんが、SU剤との併用で効果のみられる患者さんが多いようです。しかしなんといっても、薬価が非常に安く、経済的にありがたい薬です。メルビン、ネルビスといった名前で発売されています。

 

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